2013年9月22日日曜日

#12 黒板のある部屋





「#11 臨機応変のリノベーション計画」でお伝えした、ふすまの塗り残し部分。
しばらくどんな仕上げにしようか悩みましたが、話題?の黒板塗料を使ってみたいと思ったので、この部分は黒板にしてみようと思います。最近だとシェアハウスのコミュニケーションツールとしてよく使われているようです。

黒板塗料自体についてはあまり知識がなかったので、まずはインターネットでいろいろ調べることから始めましたが、最近の黒板塗料は色の種類が豊富みたいです。

今回利用した黒板塗料は、なんと20色!!!缶もなんだかオシャレ
http://item.rakuten.co.jp/kabegamiyahonpo/rkpk-tn-cbp-5/






しかもこの黒板塗料、色の名前がユニークで赤色の塗料の名前が「トマト・マリネ」だったり、緑が「モヒート・グリーン」だったり、名前を眺めているだけでも楽しい気分になってきます。

そして今回僕が利用した色の名前は「イカスミ・リングイネ」
写真を見た感じ、オーソドックスな黒なのですが実際に塗ってみると、どんな色なんでしょう?


うん、やっぱり普通の黒だ…


どうみても普通の黒色なのですが、ここは自分で「これがイカスミ・リングイネ色なんだ」と言い聞かせながら塗っていきました。
塗ってみた感想としては、チョークを定着させるために表面がザラザラしてないといけないためか、普通のペンキよりは塗料が伸びにくくベタベタとしている印象です。


塗料を塗り終えた戸を戻すと黒板の完成!



試し書きをしてみました。


黒板塗料というとどうしても色の種類が少なく塗り方も分からないという印象を持っていましたが、実際は色も豊富で、塗り作業もペンキとほとんど変わりませんでした。

さて、これからこの黒板にはどんなことが書かれていくのでしょうか?
日々のアイディアを書き込まれるのか、ミーティングの際に使われるのか、それともこのまま放置されるのか…


(文・写真=石母田 諭)

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2013年9月12日木曜日

#11 臨機応変のリノベーション計画

部屋の壁を白く塗りながら、柱の色はどうしようかと迷う。いっそ全部、白に塗ってしまおうか。
そもそも、なぜこの家の柱はグレーに塗られていたのだろうか?
実はこのグレーの下にはとんでもなく汚い木目があって、それを隠すために塗装を…

なぜか入居時からグレーに塗られていた柱

そんなことを思いながら、ちょっとした好奇心で、ちょっとだけ柱を削ってみれば…

なんだかいい感じ

おお!キレイな木目じゃないか!
「よし、これはペンキを塗らない。逆に塗装を剥がそう!」
まさに臨機応変で部屋の完成イメージを頭の中でどんどん更新。

それでも機械を使わずに手で削ると柱一本でも1、2時間かかってしまいそう。これでは体力が持たない…
「よし、この柱1本だけ木目を表して、この柱を基準に奥はワークスペース、手前はリビングのような使い方しよう!」
これまた臨機応変。完全に後付け論で、単に体力の無い自分の行動を正当化していきます。


やっと柱1本を削り終え、その他の柱は白く塗装。

この日のうちに、奥の方は塗装が終わったので半分だけ養生を剥がし、やっと少しだけ生活空間確保!

奥の塗り残し部分は、ただのペンキ切れ…
ではなく、壁は全部白く塗ろうと思いましたが、それだとつまらないのでとりあえず保留にしてあります。
たぶん、この壁の仕上げも臨機応変に変わっていきそうです。


(文・写真=石母田 諭)

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2013年9月5日木曜日

#10 未完成の部屋で

どこを塗ってもペンキが乾くと黄ばみが浮き上がってくるため、やはり3度塗りは必須。
予想通り、塗装作業は1日では終わりませんでした。それでも引っ越しを済ませてしまっているため、この部屋で生活しなければいけない…。

その日の夜は、引っ越しを聞きつけた友達が突然やってきて現状の部屋に驚きと不安感を抱きながらも未完成のこの空間を楽しんでくれました。

好き勝手にこの部屋で遊んでくれました。

いや、この未完成な感じが良かったのかもしれないです。養生のビニール覆われ、ペンキがポタポタ垂れ、裸電球だけがぶら下がっている、なんとなく秘密基地のようなこの部屋。ペンキを塗るためにカーテンを外していたため、室内は外から丸見えだけど、気分は秘密基地。


(文・写真=石母田 諭)

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